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兵庫県たつの市で屋根葺き替え完工、昔ながらの和の美しさを感じる瓦屋根

こんにちは、頃安畳商店です。

兵庫県たつの市の戸建て住宅にて、屋根の葺き替え工事を行いました。

前回は野地板とルーフィング敷設の作業をご紹介しました。

今回は新しいルーフィングに桟木を取り付け、瓦の荷揚げが終わり、新しい瓦設置からの工事現場の紹介になります。

強風への耐性を高めるためにL型の釘で固定

瓦平は、ステンレス製の軒先耐風用L型釘止めで1枚1枚しっかりと固定します。

新しい瓦の取り付け

桟木を設置し、新しい瓦を1枚ずつ丁寧に葺いていきました。

別の角度から新しい瓦の様子を撮影しました。

袖瓦のすき間対策

ケラバ部分に袖瓦を取り付ける際は、事前に雨押えシーラーを貼って袖瓦を取り付けます。

このシーリングは、袖瓦の側面(横)と下地との間にできる隙間から雨水が浸入するのを確実に防ぐための、非常に重要な防水作業となります。

屋根の頂上部分(棟瓦)の仕上げ作業

「乾式棟」は、土や漆喰を使わない施工で、超強力なブチルテープ付きの蛇腹アルミ材(黒塗装済み)を使い、内部は垂木と強力棟金具のみで固定します。

これにより、内部に空洞ができ、屋根の空気が循環するため木材の腐食やカビから屋根を守ってくれます。

表面の塗装済みアルミは漆喰に比べて長持ちするため、漆喰のように手間がかからずメンテナンスの手間が楽になります。

屋根葺き替え工事の完工

棟瓦も積まれて屋根葺き替え工事の完工となります。

別の角度から屋根葺き替え工事の完工の様子を撮影しました。

昔ながらの和の美しさを感じる瓦屋根

日本の家屋といえば、まず思い浮かぶのは瓦屋根の住まいです。

日本の四季の移ろいを感じられたり、太陽の角度によって重なる瓦の表情や奥行きを感じるその独特の風合いに魅力を感じます。

瓦と瓦の間に生まれる自然の空気層で断熱できる

瓦屋根は見た目の美しさだけでなく、瓦と瓦の間に生まれるわずかな空気層で断熱材のような役割になり、夏は太陽の熱を遮り、冬は屋根からの放熱を防ぐ高い断熱効果を発揮します。

家の中は1年を通して日本の気候風土に適した温度に保つ効果があります。

夏の強い日差しが照りつける時期には、この空気層が太陽の熱を効果的に遮断し、屋根からの熱の侵入を抑えられる魅力があります。

長く住み継ぐ家を時代の変化に合わせて柔軟にリノベーションできる

例えば、間取りの変更や内装のリノベーション工事においても、その時代のインテリアスタイルやライフスタイルに合わせてデザインしなおすには、家そのものが雨などカビや湿気から守られ続けられてこそ。

雨漏りを防ぎ家の構造さえしっかりしていれば、古くなったからと親から譲り受けた家を諦めることなく、好みに合わせて間取りの変更や内装のリノベーション工事を行えば、貸すことも住み続けることも可能になります。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

創業100年、畳一筋からスタートした兵庫県たつの市の地場に根付いた畳屋です。

商圏エリアは、西播磨地域(たつの市・姫路市・揖保郡太子町・宍粟市・相生市・赤穂市・赤穂郡上郡町・佐用郡・神崎郡)になります。

今では、琉球畳や縁無し畳を取り入れたリビング・ダイニングといった空間リフォームを得意としております。

畳や襖はもちろん、小さなリフォームから戸建てリノベーションまで住まいのことを総合的にサポートいたします。